西山孝四郎のマーケットスクエア

🎙️ 出演者情報
西山孝四郎氏(マーケットアナリスト)
市場の動向やトレンドを鋭く分析し、今後の投資戦略を解説。
津田隆光氏(マネースクエア)
為替市場を中心に、FXやグローバル経済の展望についてコメント。
鎌田伸一氏(ラジオNIKKEI 記者)
日本株市場の最新情報と、企業決算の注目ポイントを紹介。

ザ・マネーの為替メインの番組です!
🎙️ 番組概要


今週の「ザ・マネー」は、日経平均の調整局面、米国の金利政策、日銀の利上げ観測が話題となり、FX市場におけるトラリピ戦略についても具体的な解説が行われました。
また、恒例の**西山孝四郎氏の”名言”**も飛び出し、マーケットの転換点に警戒感が強まる展開でした。
🔹【マーケットの振り返り】~えびす天井、閻魔の底か?~
📉 日経平均:38,787円(前日比 -279円、-0.72%)
📉 TOPIX:2737.23(前日比 -14.97ポイント)
🎙️ 西山孝四郎(マーケットアナリスト)のコメント
「“えびす天井、閻魔の底” っていうのは昔から言われてるけど、今の相場はその中間地点。ここで調子に乗ると、足元をすくわれることになる。」
🎙️ 津田隆光(マネースクエア)のコメント
「今年の相場は”金利”がカギですね。FRBの利下げ時期が後ズレして、日銀の利上げ観測が前倒しになれば、円高方向への圧力が強まります。」
💱 為替市場の振り返り
📌 ドル円:151.80~81(週の途中で152円台にタッチ)
📌 ユーロ円:157.43~47
📌 ユーロドル:1.0320~1.0380
🎙️ 西山孝四郎のコメント
「ドル円は152円台の壁が厚い。ここを抜けるかどうかがポイントやけど、上に抜けても”一瞬”かもしれん。」
📌 今週のマーケット総括(津田隆光)
📌 津田さんの前半の解説まとめ(西山幸志郎のマーケットスクエア)
📉 為替市場の動向
• ドル円:ダラダラと下落し、直近では200日移動平均線を割り込んでいる。
• 日銀の金融政策:市場は、日銀が利上げを7月頃と予想していたが、最近の発言や経済データから4月にも利上げがある可能性を意識し始めている。
• 実質マイナス金利の拡大:日本の賃金が上昇し、物価が高騰している中、日銀は早期の利上げを迫られる状況にある。
📌 3月のマーケット警戒ポイント
• 本格的な円高トレンドの始まり
• 円キャリートレードの巻き戻しが起こる可能性あり(市場規模は20兆ドル)。
• 投機筋が一斉にドル売り円買いに動くと、一気に円高が進行する可能性がある。
• 米国の金融政策
• 3月は重要な金融経済懇談会があり、日銀のスタンスが明確になる可能性。
• FRBは市場の利下げ期待を調整しており、米国金利の変動によってドル円が振られる展開が続く。
📉 米国市場とドル円の関係
• NASDAQやS&P500の動向と連動しているため、円高が加速すると米国株にも悪影響が出る可能性。
• 特に、NASDAQの上昇を支えてきた**MAG7(NVIDIA、Apple、Googleなど)**の銘柄が崩れると、大きな調整が入る可能性がある。
📌 その他の通貨ペア
• メキシコペソ:メキシコ中銀が0.5%の利下げを実施。追加の利下げの可能性もあり、ペソ安方向への動きが続く。
• ポンド:BOE(イングランド銀行)が0.25%の利下げを実施し、一時ポンド安。
しかし、その後の金融政策報告がタカ派寄りで、ポンドの買い戻しが起こった。
• 豪ドル・NZドル:
• 来週、RBA(オーストラリア中銀)とRBNZ(NZ中銀)の会合があるため、注目ポイント。
🔍 今後の注目点
1. 日銀の利上げタイミング → 4月が濃厚か?
2. 米国の利下げ期待が変動 → 長期金利が上昇すればドル円の影響大。
3. 3月の市場リスク → トランプ関税や米国雇用統計など、市場の波乱要因が多い。
まとめ:
津田さんは、日銀の早期利上げ観測による円高リスクに警戒しつつ、為替市場全体の流れを解説。特に、3月に向けたリスクイベントの影響を注意深く見る必要があると指摘した。
🔹【トラリピ戦略】



今回トラリピ戦略で大きな動きがありました。。。
🇺🇸 USD/CAD(米ドル/カナダドル)
📊 📌 トラリピ戦略まとめ(ドルカナダ・最新市場動向)
1. ハーフ&ハーフ戦略の結果
• 売りポジションを持つ戦略を採用。
• ロスカットレート:1.47296(過去10年の高値を上回る水準)。
• 2月3日に窓開けでロスカット発生。
• 現在は 1.43付近で推移 しており、戦略は終了。



ロスカット。奥谷さんも緊張しています
2. 現在の対応
• 「エーストラリピ戦略リスト」から除外(新規発注停止)。
• 口座全体のリスク管理:分散投資により、一部の顧客はポジションを維持可能。
• サポート継続:運用状況の確認と今後の方針策定。



トラリピも万能ではありません
3. 今後の戦略方針
• 損切りラインの再設定
• 相場の様子見か新戦略導入か検討
• トランプ政権の関税政策(3月4日発動予定)にも注意。
• 関税延期(2月3日の電話会談で1ヶ月延長)
• 3月4日に再び発動可能性あり → カナダ経済への影響を警戒。
📌 市場の主要ポイント
1. ドルカナダの動向
• 10月からのドル高トレンドが一服。
• 1月20日(米大統領就任日)にトレンドラインを下抜け。
• 2月3日に上昇するも 1月の高値を抜けずに折り返し。
2. 今後の注目ポイント
• 2月雇用統計(米・カナダ同時刻発表)
• 結果次第でドル売り・カナダドルの動向に影響。
• 3月4日の関税発動リスク
• 延期の可能性もあり → 市場の安心感が高まるか警戒継続か見極め。
🔎 まとめ
• ハーフ&ハーフ戦略は終了、新たな戦略検討中。
• ドルカナダはトレンド一服、雇用統計と関税動向に注目。
• 新通貨ペア「ノックスチェック」が登場、分散運用の選択肢に。



厳しい内容もラジオできちんと伝えることが大切
🔹【来週の注目イベント】~相場の未来を読む~


📆 2月10日:米中貿易摩擦の新展開
• 中国が対抗措置として追加関税を発動する可能性
• 為替市場ではリスクオフの円買いが進むか注目。
📆 2月18日:オーストラリア・ニュージーランド中銀の政策決定
• AUD/NZDペアに大きな影響が出る可能性。
📆 3月7日:2月の米国雇用統計
• 政府機関の人員削減が影響し、弱い結果となる可能性。
📝 来週のテーマ
1. 日銀の次の一手と円高の行方
2. 米国の経済指標と金利動向
3. トランプ関税と世界市場の影響
4. トラリピ戦略の再検討(NOK/SEK、AUD/NZD、USD/CAD)
📌 今週のまとめ
• えびす天井からの調整に要警戒!
• 日米金利政策の影響でドル円152円の攻防戦
• NOK/SEK、AUD/NZD、USD/CADのトラリピ戦略が機能中
「大事なのは、“長く生き残ること” です!」 by 西山孝四郎
来週もお楽しみに!🔥